仮想通貨74銘柄の格付け発表!ビットコイン、イーサリアム、リップル の評価は?!

仮想通貨74銘柄の格付け発表!ビットコイン、イーサリアム、リップル の評価は?!

Weiss Rating 社による仮想(暗号)通貨の格付けが2018/1/24(水)23:00にサイト上で発表されました。

この記事ではその格付けの一覧を確認できます。特に仮想通貨の代表格であるビットコイン、イーサリアム、リップルについては、個別に取り上げています。

それではどうぞ。



Weiss Ratings 社とは?

Weiss Ratings(ワイスレーティング)社とは一言で言えば「格付け専門企業」です。

 

公式サイトはこちら ⇒ https://weissratings.com/

 

格付け機関と聞くと普通はムーディーズやS&Pといった名称を連想する方も多いと思います。投資経験がある方は特にそうではないでしょうか。

ただ、Weiss Ratings社はそうした有名どころの格付け機関以上に「ガチ」な格付け機関です。

というのもWeiss Ratings社は格付け対象となる相手からの報酬を一切受け取らないからです。

そのため格付けの独立性と正確さは高く評価されていて、米国会計検査院(GAO)やバロンズ、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなどの大手メディアなどからも信頼を集めています。

今回の仮想(暗号)通貨の格付けにおいても同様だと思われます。

そもそも仮想(暗号)通貨の場合は基本的に非中央集権なスタイルなので、Weiss Rathings社に賄賂を送る母体自体がまずないです。

あるとすれば各仮想通貨の非営利財団(団体)くらいでしょうが、これまで長年中立を保って信頼を勝ち取ってきたWeiss Ratings 社が今回だけ応じるとは考えにくいです。

なので、全面的に信頼をしてもいいかと思います。

余談ですが、比較対象として引き合いに出したムーディーズやS&Pですが、彼らは報酬を受け取り評価対象を実際よりも高く格付けします。それが原因でサブプライムローン問題が引き起こされたとも言われています。

仮想通貨の格付けの仕方について

Weiss Ratings 社は仮想通貨を格付けするにあたってA(優秀)~E(売却)の5段階評価をとっています。

かつ各段階ごとに「+」「-」評価もしています。なので格付け「A」でも「A+」「A」「A-」の3段階評価に分かれるということです。

ということで正確に言えば、「A~Eの5段階評価」×「プラス、ノーマル、マイナスの3段階評価」=15段階評価になります。

参考までに、格付けの「C」クラスについてですが、Weiss Ratings 社によれば「C」クラスでも「合格点」ではあり、過度に警戒すべきではないとのことです。

仮想通貨格付け一覧表

それでは肝心の格付け一覧表です。

 

 

Weiss Ratings 社 仮想通貨格付けランク順一覧表

A+ 該当なし
A 該当なし
A- 該当なし
B+ 該当なし
B EOS、ETH
B- ADANEO、STEEM
C+ ARK、BTC、BTS、GBYTE、DASH、DCR、IOC、LTCXEM
C AEON、XAS、BLK、BLOCK、BURST、BCN、XCP、DOGE、ETC、KMD、LSK、XMR、NAV、NEBL、NXS、NXT、PPC、PIVX、QTUM、XRB、XRP、SHIFT、SMART、XLM、STRAT、SYS、XVG、VTC、WAVES、XBY、ZEC、XZC
C- BCH、CLOAK、DGB、XDN、ETN、FTC、NMC、RDD、SKY、UBQ、VIA、XWC、ZEN
D+ AUR、BTG、EMC2、GAME、NLG、MEC、ETP、PURA
D EXP、GUP、NVC、POT、QRK、RISE、SLS
D- 該当なし
E+ 該当なし
E 該当なし
E- 該当なし

当初はこちら(⇒ 仮想通貨格付け一覧ページ)から一覧を確認できたんですが、今は閲覧ができなくなっていて他のページに飛ぶようです。

 

ご覧のようにExcellent(優秀)にあたる「A」クラスはもとより「B+」に該当する仮想通貨でさえ一つもありませんでした。なかなか厳しめな格付けだと感じましたが、逆に公正中立に格付けを行っている証拠とも言えます。

参考までに日本でよく話題に上がる仮想通貨を赤色で目立たせてみました。意外に思われた方もかなりおられるのではないでしょうか。

個人的には

  • 「C-」のBCH(ビットコインキャッシュ)の評価がかなり低い
  • 「C」のXRP(リップル)の評価が低い
  • 「B」のEOS(イオス)の評価が高い
  • 「B-」のADA(エイダ)の評価がかなり高い

と感じました。

ただ、今取り上げた4通貨は日本国内の話題性を基準にした時の違和感なので、世界基準で公平に見ればやはりWeiss Ratings社の格付けのようになってくるというところなんでしょうか。

それにしてもこの格付けは一部仮想通貨投資家たちから非難の的になりそうですね。(^_^;)

おまけですが、草コインの王様であるドージーコイン(DOGE)がまさかの「C」というのもびっくりでした。笑

また、今回Bランクに入って高く評価された「EOS」や「NEO」については当記事でも個別に取り上げています。気になる方は以下ご覧ください。

 

ビットコイン(BTC)の格付けについて

ビットコイン(BTC)の格付けは「C+」となっています。

この評価を初めて見たときは低いと感じたんですが、Weiss Ratings社の簡易評価レポートを読んで「なるほど」と思いました。以下、そのレポート部分を載せておきます。

Bitcoin falls short in two other important areas: Our Risk Index, reflecting extreme price volatility and our Technology Index, reflecting Bitcoin’s weaknesses in governance, energy consumption and scalability. As soon as the metrics on these improve, an upgrade for Bitcoin is likely.

Bitcoinは、Bitcoinのガバナンス、エネルギー消費およびスケーラビリティの弱点を反映して、極端な価格変動とテクノロジー指標を反映したRisk Indexという2つの重要な分野では不足しています。 これらのメトリックが改善されるとすぐに、Bitcoinのアップグレードが可能になります。

source : https://weisscryptocurrencyratings.com/

ビットコインの管理体制、消費される膨大なエネルギー量、スケーラビリティ問題がネックとなっているとの指摘です。

また関連して次のようにもありました。

Bitcoin (rated C+) gets excellent scores for security and widespread adoption. But it is encountering major network bottlenecks, causing delays and high transactions costs. Despite intense ongoing efforts that are achieving some initial success, Bitcoin has no immediate mechanism for promptly upgrading its software code.

Bitcoin(C +の格付け)は、セキュリティと普及率が優れています。しかし、大きなネットワークボトルネックが発生し、遅延や高いトランザクションコストが発生します。Bitcoinは初期の成功を達成するための激しい継続的な努力にもかかわらず、迅速にソフトウェアコードをアップグレードするための即時のメカニズムはありません。

source : http://finance.weissratings.com/crypto/

ビットコインの送金速度の遅さと送金手数料の高さについて言及されています。日本でもよく話題に上がる部分ですね。

その問題点を解決するためのメカニズムがすぐには整わない点が評価を下げているポイントのようです。

LN(ライトニングネットワーク)の話題がちらほら出てきてはいますが、そうした最新技術を問題のないレベルできちんと実装していくまでにはまだまだ時間がかかるということなのかもしれません。

いずれにしろこれらの問題点が改善されていけば、現時点での「C+」という評価から引き上げられるとのことです。

イーサリアム(ETH)の格付けについて

イーサリアム(ETH)の格付けは「B」となっていました。

今回の格付けの中では最高評価となっていますが、その理由については以下のように簡単に説明されていました。

Ethereum (B), the second most widely adopted cryptocurrency, benefits from more readily upgradable technology and better speed, despite some bottlenecks.

2番目に広く採用されているEthereum(Bの格付け)は、いくつかのボトルネックにもかかわらず、より容易にアップグレード可能なテクノロジーとより速いスピードで利益を得ます。

source : http://finance.weissratings.com/crypto/

イーサリアム(ETH)もビットコイン同様にネックになる部分はあるものの、アップグレードによって問題を解決しやすいという点が評価されているようですね。

Weiss Ratings社の格付けは、問題解決の可能性や確率といった細かい部分までも見るということが、この簡易レポートからも伝わってきます。

そう考えると改めて今回の格付けはかなり信頼できると言えそうですね。

リップル(XRP)の格付けについて

リップル(XRP)の格付けは「C」です。今回もっとも多くの仮想通貨が格付けされたランクにリップルも位置していますが、個人的にはもう少し上だと思っていました。

この点、Weiss Ratings 社はこのように述べています。

Like Bitcoin, it gets an A for fundamentals, but it scores poorly on our Risk Index due to repeated price crashes. Its Technology Index gets clipped due to heavy centralization and control by its creators.

Bitcoinのようにファンダメンタルズの面ではAを獲得しますが、繰り返し発生する価格クラッシュのためにリスクインデックスの得点が低くなります。 そのテクノロジーインデックスはクリエイターによる集中管理と制御が重くなるために切り詰められます。

source : https://weisscryptocurrencyratings.com/

「価格変動幅が大き過ぎる」という点と「中央集権的な制度」という点が評価を下げているという指摘ですね。

価格変動幅については確かに尋常ではありません。直近でも400円近辺から100円近くまで下がっているので、下落率としては-70%以上・・・。はっきり言って異常ですね。(^_^;)

また、中央集権的という指摘もその通りなので、ぐうの音も出ないというところです。(^_^;)

そうした部分で格付け評価が下げているということでした。

格付けは時間の経過とともに変化

今回、初の仮想通貨格付けとなったわけですが、これが最初で最後の格付けというわけではもちろんありません。時間の経過と共に格付けも変わります。

多くの仮想通貨が性能をアップグレードしていくことで格付け評価も高まる可能性は十分あると思います。

またこうした格付けは大口の機関投資家たちには強く意識されます。

なので、その都度どのような格付けになっているのか確認するようにしていきたいものですね。

まとめ

以上【仮想通貨74銘柄の格付け発表!ビットコイン、イーサリアム、リップルの評価は?】とのタイトルでお届けしました。

自分が応援している通貨の評価が思っていた以上に高かったり、低かったりで、複雑な気持ちになったかもしれませんが、世界はこの格付けをひとつの基準にして動いていきます。機関投資家は特にそうですね。

もちろん Weiss Rating 社もこの格付けで仮想通貨の価格が全て確定するわけではないとも述べてはいます。

その通りではあるんですが、自分の考えに固執せずこうした格付け評価も受け入れながら柔軟なトレードを行っていくことができれば、パフォーマンスもより上がるのかもしれません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!