暗号通貨に関する「G20共同声明」&「各国要人発言」まとめ!

暗号通貨に関する「G20共同声明」&「各国要人発言」まとめ!

暗号通貨に関するG20共同声明まとめ

 

財務省のHPに今回のG20共同声明(仮訳)が掲載されています(⇒こちら)。以下、暗号通貨の部分の要点を抜粋して載せておきます。

 

暗号通貨に関する「G20共同声明」要約

  • ブロックチェーンを含む技術革新は、金融システムの効率性及び経済改善の可能性を有している
  • 暗号通貨は法定通貨の主要な特性を欠いている
  • 暗号通貨はある時点で金融安定に影響を及ぼす可能性がある
  • 暗号通貨は脱税、マネーロンダリング、テロ資金供与に関する問題があるため、FATFの基準を暗号通貨界に適用することを要請する ( ※ FATF【ファトフ:Financial Action Task Force】とは、マネーロンダリング対策やテロ資金対策などを国際的に策定・推進する政府間機関のこと )

 

いかがでしょうか。巷では、ポジティブな部分だけ・ネガティブな部分だけを切り取った印象操作的なニュースが流れていますが、こうしてみると世界の要人達が暗号通貨を多角的に捉えていることがよく分かります。

その上で、個人的な印象ですが、現時点では暗号通貨界にとってはポジティブと捉えていい内容だと思いました。

今すぐにでも徹底的に規制をかけて潰そうという雰囲気は全くありませんし、FATFなどを利用して健全な方向に導いて金融にプラスになるようにしたいという思惑が見て取れます。ただ、将来のある時点において暗号通貨が脅威と認識された時には対応は大きく変わってくるのだと思います。

ちなみに、G20報告書では暗号「通貨」のことを暗号「資産」と訳しています。これは暗号通貨が法定通貨にはなり得ないという認識からだと思います。ただ、この記事では分かりやすくするために、暗号資産も暗号通貨と表記しています。

 

暗号通貨に関する各国要人の発言まとめ

 

アルゼンチン:Frederico Sturzenegger氏

「G20加盟国は暗号通貨はより調査される必要があることで一致しましたが、何かしらの規制が提案される前により多くの情報が必要になります。加盟国は7月に、何を規制するのかだけではなく、我々が必要なデータは何なのかまで踏み込んだ、非常に具体的な規制案を提出しなければなりません。」

 

フランス:ブルーノ・ルメール財務大臣

「我々は技術革命の傍観者ではなく、アクターにならなければならない。暗号通貨は敵ではない。我々の経済の一つである。」

 

日本:日本銀行総裁 黒田氏

「暗号通貨は金融にプラスな影響を与える可能性がある。」

 

イギリス:中央銀行総裁 Mark Carney氏

「現時点では暗号通貨は世界的な金融の安全性を脅かす存在ではない。暗号通貨の市場規模は、未だ世界のGDP比では1%にも満たない。G20では技術的な発展を見守るべきである。」

 

オランダ:中央銀行総裁

「クリプト・アセットと呼ぼうがクリプト・トークンと呼ぼうが構わないが、しかし、私に言わせれば、クリプト(暗号)通貨では絶対にない。ということは、はっきり申し上げておく。どんな暗号通貨も経済における通貨の3つの役割を果たしているとは思えない。」

 

ブラジル:中央銀行総裁 Ilan Goldfajn氏

「ブラジルでは暗号通貨は規制されないだろう」

 

こうしてみると、暗号通貨に対しての各国の考え方にばらつきがある印象ですが、総じて肯定的な雰囲気を感じ取ることができるかと思います。

またブラジル中央銀行総裁の発言にもあるように、今回のG20共同声明は強制力があるものではありません。最終的には各国の判断に委ねられる部分も多々あるようです。

 

暗号通貨提案書まとめ

今回のG20の場で暗号通貨について議論するにあたって、以下の提案書が作成されたようです。参考までに載せておきます。

G20 暗号通貨提案書まとめ
賛成 反対
暗号通貨と所持について確かに合法であることに賛成する 犯罪に関連することに反対する
ブロックチェーンを使用して行政の透明性と効率性を上げることに賛成する 非生産的な進歩と起業家を抑制する規則に反対する
それぞれの国でこの革新的な業界の役割を独自に考えることに賛成する
他の国が行う主導的な提案に盲目的に国や国際機関が追従することに反対する
建設的なフィードバックとそれぞれの部門の多様な参加者と様々な議論をすることに賛成する 恐れや不当な税収に基づく改革に反対する
ブローカーや取引所、その他の保管サービスについてのKYC案件の合理的な枠組みを作ることに賛成する 個人間の私的な取引の制限に反対する
政府の流通に関する能力と技術の向上に賛成する
個人に対して積極的かつ予防的な監視を行うことに反対する
効率的な支払い方法として暗号通貨を使用することに賛成する
支払い手段として使用された場合に暗号通貨に課税することに反対する
社会と生産性向上のためにこの技術を採用することに賛成する 市民や企業を脅かすことに反対する
既存の規制を見直し、適合するか、または変更することに合意することに賛成する 理解不足による行き過ぎの規制に反対する
暗号通貨の資産を使い方や技術で区別することに賛成する
曖昧な定義で全てを同じものとして扱うことに反対する
銀行や資本主義が積極的に暗号通貨市場に参加することに賛成する
個人もしくは暗号通貨ビジネスに関連するアカウントの追跡を促進したり、停止したりすることに反対する
暗号通貨のための新しい金融金融市場の開発に賛成する 従来の市場と同じ要件を要求することに反対する
事実と書類の不変の証人者としてブロックチェーンを採用することに賛成する
デジタルの時代にデジタル経済にあわない非効率的なモデルに反対する
新しいプロジェクトに対し規制緩和しイノベーションを促進することに賛成する 導入初期の場所での規制を制限することに反対する

 

この提案書(要望書)を見ても、世界が暗号通貨を肯定的に捉えていることがよく分かります。世界をより良くしていきたいと願う正しい政治家が増えてきているのは嬉しいことですね。

個人的にとても好印象な部分を赤字にしてみました。「ブロックチェーンを使用して行政の透明性と効率性を上げることに賛成する」「事実と書類の不変の証人者としてブロックチェーンを採用することに賛成する」の部分です。

政治の世界をはじめ、不正・偽証・捏造・隠蔽が蔓延しているこの世の中、ブロックチェーン技術を上手に生かすことで透明性を格段に引き上げることができると思っています。ぜひ実現させて欲しいですね。

 

まとめ

以上【暗号通貨に関する「G20共同声明」&「各国要人発言」まとめ!】とのタイトルでお届けしました。

繰り返しになりますが、今回の会合では総じて肯定的だったという印象です。そのおかげもあって(?)、各種暗号通貨価格も上昇傾向となっています。

以前の記事でも書きましたがビットコインも「底」をつけた可能性はかなり大きいと思います。昨年末からビットコインFXなどでショートを仕掛け続けた方々は、そろそろ方向転換した方がいいかもしれませんね。

 

 

懸念材料だったG20、無事に切り抜けることができたので、これからは明るい見通しが立てられそうです。みなさんの今後の暗号通貨投資が大きく成功していくことを願っています。それでは。^ – ^

 

最後までお読みいただきありがとうございました!