アメリカが北朝鮮と戦争すればどうなる? 米軍事専門家が展開予測!!

アメリカが北朝鮮と戦争すればどうなる? 米軍事専門家が展開予測!!

2017年9月19日、トランプ大統領は、初めての国連演説の場で、世界に衝撃を与えるスピーチを行いました。最も注目を集めた発言が以下の部分です。

「The United States has great strength and patience, but if it is forced to defend itself or its allies, we will have no choice but to totally destroy North Korea.」

訳:「アメリカは、強さと忍耐を持ち合わせているが、アメリカと同盟国を守らざるをえない場合、北朝鮮を完全に壊滅するほか、選択肢はなくなる」

「アメリカと同盟国を守らざるを得ない場合」という条件が付いているので宣戦布告ではありませんが、事実上、最後通告と言える発言です。世界もいよいよアメリカと北朝鮮との戦争が近づきつつあると認識したに違いありません。

もし、そんな事態になればどうなるのか、だれもが気になるところだと思います。そんな中、アメリカが北朝鮮と戦争をすればどうなるのか、アメリカの軍事専門家二人が展開を予測していましたので、今回はそのことについて書いてみたいと思います。


米国が北朝鮮と戦争したら・・・専門家2人が展開を予測!

展開の予測をした人物は「在韓米陸軍退役軍人 デイビッド・マックスウェル」氏と「米国防総省元分析官 ブルース・ベクトル」氏の2人です。アメリカのBBCニュースのインタビューに答えていました。まずはその動画をご覧ください。

以下にインタビュー内容を起こしておきました。

声:デイビッド・マクスウェル氏

Q.北朝鮮と戦争になったらどんな事態に?

A.おびただしい数の人が命を失うでしょう。おそらく最初の1週間で30万~40万人。民間人と軍人を合わせた数です。3週間が過ぎるころには200万人以上に達しているでしょう。

もし私が北朝鮮の司令官なら砲撃によって韓国に可能な限り最大の犠牲と破壊を与えます。最初の数時間で文字通り何百何千発もの一斉砲撃やロケットを韓国に発射します。その多くは首都ソウルに向けられます。

朝鮮人民軍は約600万人の予備役と準軍事部隊がいておそらく世界で4番目の規模の軍隊です。

Q.何が攻撃のきっかけに?

A.戦争に至る展開になり得るのは自分の安全が危ういと金正恩氏が考えた時です。たとえば外部からの脅威、米国の先制攻撃や同盟国の計算ミスによる軍事行動などで、深刻な脅威に直面していると金氏受け止めた時です。

 

声:ブルース・ベクトル氏

Q.米国はどう対応する?

A.相手をできる限り阻止するためまず空軍力を使います。もっと強力な装備が現地に到着できるまでまず装備をすべて戦闘可能状態で戦艦に搭載しなければなりません。

戦車、トラック、装甲車両、攻撃部隊、歩兵部隊、すべての関連装備、そうやって米海兵隊が日本から到着するのに3~4日はかかります。はるばるテキサスから重戦車が到着するのに約3週間です。

Q.戦争はどう終わるだろう?

A.北朝鮮は戦争遂行のため2~3週間分の備蓄を用意しています。弾薬、食料、燃料などなどです。それしか用意していないんです。なので北朝鮮の戦争計画はこの限られた期間内にすべての目的を達成するためのものでなくてはなりません。

備蓄がなくなれば自給自足のその日暮らしです。戦況が悪化すれば大半の部隊はバラバラになる。向こうの軍の体制が崩れ始めれば戦闘はたちまち縮小します。

その時点で金正恩氏は自分たちに戦う手段がもうほとんどないと承知しているはずだ。

その時点で北朝鮮にしてみれば核兵器を使わない理由が何か残されているだろうか。何十万人もの米国人を道連れにしないという理由が何かあるだろうか。

まとめると…

戦争期間:3週間~4週間

死傷者数:200万人以上(最初の1週間で30~40万人)

アメリカの攻撃内容

最初に空軍による爆撃 → 数日後に陸軍による攻撃

北朝鮮の攻撃内容

最初に主にソウルへの一斉砲撃 → その後は日を追う毎に軍の体制が弱体化 → 最終手段として核兵器に手を付ける可能性大

…となっています。

以下、この情報で気になった部分を取り上げてみたいと思います。

気になった点1:北朝鮮の核兵器使用の可能性について

source : punctualplumberhouston.com

北朝鮮が最終手段として核兵器を使用する可能性が極めて高いという点に言及しているなんとも恐ろしい予測となっていました。

とすれば、北朝鮮は最終的に核兵器を発射できるような体制をすでに極秘に準備している可能性があります。その極秘場所を割り出して空爆なりで叩くことができなければ、核ミサイルが発射される可能性は高いと言うことになるのかもしれません・・・。

アメリカ本土でも核ミサイルの脅威は現実的なものとして受け止められていて、冷戦以来初めて核シェルターの売り上げが伸びてきているとか…。

2016年の販売実績がわずか9基に対して、2017年は9月中旬時点ですでに67基売れているようです。気になるお値段ですが、いろいろとランクがあるようで、下は3万9500ドル(約440万円)から上は840万ドル(約9億4千万円…‼‼)までさまざまだそうです。

9億4千万円する核シェルターがどんなものかというと、50人以上が寝泊まりできるスペースがあり、サウナ、水泳プール、温水浴槽、ビリヤードテーブル付きの娯楽室、ボウリング場、映画館、射撃場などが完備されているそうです・・・。

比較的簡単なタイプの核シェルター

参照:冷戦期以来、アメリカでも売れ始めた核シェルター ー Newsweek

核兵器の矛先がアメリカに向くのか、日本に向くのか、韓国に向くのか、金正恩の気持ち次第というところなでしょうか・・・。

気になった点2:中国やロシアの動向について

この展開予測ではアメリカと北朝鮮しか出てきません。もともとアメリカと北朝鮮との衝突なので、その2カ国しか出てこなくても間違いではないんですが、北朝鮮の後ろには中国とロシアがいるのは周知の事実です。

今回、もしアメリカと北朝鮮が戦争になった場合、中国やロシアが動いて第三次世界大戦に突入するということはないのでしょうか?その点、気になる記事を見つけたのでご紹介まで。

source : NHK NEWS WEB

参照:ロシア・中国海軍が合同演習開始 日米韓をけん制か - NHK NEWS WEB

日本のテレビメディアではほとんど報道されていませんが、中国とロシアが2017年9月18日~26日の期間、共同軍事訓練を実施しているんですね。

実施場所は北朝鮮とロシアの国境にほど近いロシアのウラジオストク港沖とオホーツク海南部の海上となっています。グーグルマップでその辺りの場所を黄色で印付けしてみました。

北朝鮮でもし戦争ということになれば、中国・ロシアはいつでも参戦可能なようにも見えます。

ただ、この共同軍事訓練は5年前から中国とロシアの間で定期的に行われているもので、今回のアメリカ・北朝鮮の衝突に併せて急きょ取り決められたものではありません。ただ、タイミングがタイミングなだけに、いろいろと憶測が飛び交いそうです。

第三次世界大戦(WW3)の可能性も十分はらんでいると言えそうですね・・・。

まとめ

今回は、もしアメリカと北朝鮮が戦争になった場合どんな展開になるのかについて、アメリカの軍事専門家の予測をお届けしました。

このような予測はアメリカではいろいろとされているようで別のシナリオを立てている専門家も多くいます。当サイトでも以前に別の専門家の予想を記事にしています。

参照:アメリカ VS 北朝鮮 ‼︎ 軍事衝突の際のシナリオがこれだ‼︎

なので、今回の情報も参考程度にとどめるのがいいのかなと思います。いずれにしろ、緊張状態はこの上なく高まっています。事態をしっかりと見守っていきたいと思います。

eye catch photo’s source : pinterest

最後までお読みいただきありがとうございました!