【画像・動画】アメリカ史上最悪!ラスベガス銃乱射事件の全容まとめ!

【画像・動画】アメリカ史上最悪!ラスベガス銃乱射事件の全容まとめ!

公開日:10/03 03:25 / 最終更新日:10/07 11:40

  • 死者数・負傷者数の情報を最新にしました。
  • 犯人の情報を最新のものにしました。
  • 犯人の親族のコメントを追加しました。
  • カントリーミュージシャンの反応を追加しました。
  • 犯行に使用した銃の項目を追加しました。
  • 警官のボディカム映像を追加しました。
  • 賞賛を受けた元海兵隊員の行動の項目を追加しました。(NEW)

 

日本時間10月2日午後2時過ぎ、アメリカ・ラスベガスにて、米国史上最悪の銃乱射事件が起こりました。

この記事ではその事件を様々な角度からリサーチして全容をお届けしたいと思います。



事件内容について

アメリカ西部ネバダ州ラスベガスの中心部にあるカジノホテルで、10月1日夜遅くに、男が銃を乱射しました。現時点では少なくとも58人が死亡、527人が負傷しており、アメリカ史上最悪の銃乱射事件となっています。容疑者の男は自殺したと報じられています。

銃撃のターゲットになってしまったのは、現地で開催されていたカントリーミュージックフェスティバル『ルート91 ハーベスト(ROUTE91 HARVEST)』です。2万2千人ほどの観客がフェスを楽しんでいました。

通常、銃乱射事件と聞くと、犯人が現場に乗り込んでからの銃乱射をイメージしますが、今回はそうではありません。犯人は音楽フェス会場には乗り込まず、その会場の傍に立っているカジノホテルの32階という高い場所から眼下に広がる会場めがけて銃を乱射しました。

そしてこの銃乱射場所が今回の事件の被害を大きくさせる要因になっています。というのも、通常、銃乱射事件に巻き込まれてしまった場合は、身を伏せて銃弾に当たらないようにします。実際、フェス会場にいた人たちも銃撃に気づいた後はすぐに身を伏せていました。

しかし、今回は、高い地点からの銃撃であったために、身を伏せて動かずじっとしているという対処方法が仇となり、逆に死者数・負傷者数を膨らませてしまったと言えます。

全米史上最悪の銃乱射事件は類例のない乱射方法という点でも最悪の事件となりました。

  • 犯人:スティーブン・クレイグ・パドック(64歳 男性)
  • 日時:2017年10月1日午後10時過ぎ(日本時間:10月2日午後2時過ぎ)
  • 犯行場所:アメリカ・ラスベガス中心部の「マンダレイ・ベイ・リゾートホテル」32階
  • 死者数:58人(10月3日現在)
  • 負傷者数:527人(10月3日現在)

事件の動画・画像まとめ

以下に今回の事件の動画・画像を載せておきます。

警官たちのボディカム映像です。(10/04公表)


フェス会場から逃げ惑う人々

source : cnn.co.jp

 

負傷者を抱えつつ逃げる人々

source : wsj.com

 

source : huffingtonpost.jp

 

銃撃後、現場で警戒態勢に入る警察

source : huffingtonpost.jp

犯人について

今回の事件の犯人は「スティーブン・パドック」という64歳の男性です。以下、顔写真画像がありましたので載せておきます。

パドック容疑者はラスベガスの東130kmに位置するネバダ州メスキート在住の人物です。裕福な定年退職者向けの閑静なゴルフコース付き住宅街に二階建て一軒家を所有していたとのことです。

ラスベガス警察のジョー・ロンバルド保安官は2日午後の記者会見で、容疑者宅を家宅捜索したところ、少なくとも19丁の銃や爆発物、数先発の銃弾を発見したと語っています。

さらに容疑者の車から硝酸アンモニウムも見つかっています。硝酸アンモニウムは火薬や爆薬の原料となる危険物で、オクラホマシティーの連邦政府ビル爆破事件(1995年)の爆弾にも使用されている危険物です。

ラスベガス郊外メスキートにあるパドック容疑者の自宅写真

source : bbc.com

パドック容疑者は、元会計士であり、ギャンブルに高額をつぎ込む賭博愛好家で、犯行現場となったマンダレイ・ベイ・ホテルのカジノ客でもありました。また、パドック容疑者の父親はかつてFBI(連邦捜査局)の最重要う指名手配犯とされた銀行強盗でした。

参考までに、犯人のパドック容疑者と一緒に映っている女性は交際相手のアジア系女性マリルー・ダンリーさん。当初警察は彼女を重要参考人として探していましたが、事件発生時、ダンリーさんは国外にいたことから、「事件には関与していない模様」との判断で「重要参考人ではない」と発表しています。

その後、ダンリーさんは10月3日アメリカに戻り、FBIから事情聴取を受けました。彼女の声明は以下の通りです。

(スティーブン・パドック容疑者は事件の予兆となるようなことは)「私に何も言わず、そのような行動も取らなかった」

「私は彼を愛していたし、穏やかな将来を一緒に過ごしたいと願っていた」

「言葉にならない恐ろしい暴力行為」に衝撃を受けた。

source : bbc.com

犯行場所について

上述の事件内容の部分でも触ましたが、今回の銃乱射事件は犯行実施場所がこれまでの乱射事件と大きく異なります。ホテルの32階の室内からの狙撃です。この犯行場所(狙撃場所)についてリサーチしました。

まず以下の動画では犯人が銃乱射を行った実際の場所が確認できます。

32階の窓が割れています。パドック容疑者はこの窓をハンマーで割ったのちに、音楽フェス会場めがけて銃を乱射しました。

この現場をグーグルアースで確認すると位置関係がよりはっきりとしてきます。「百聞は一見に如かず」。以下にリサーチした画像を載せておきます。

左上に立っているゴールド色の鏡張りのホテルが「マンダレイ・ベイ・リゾートホテル」です。犯人はこのホテルの32階を犯行場所として用いました。ターゲット場所となった音楽フェス会場が黄色の楕円部分です。

直線距離にして約400m離れていますが、自動小銃が用いられていたこと(銃器は改造されていたとみられている)、ターゲット規模が大きかったことなどから犯行が十分可能となりました。

警察が犯行場所を特定しホテル室内に突入しましたが、その時には自殺をしていました。室内からはライフル銃など少なくとも16丁の銃が発見されています。

犯行に使用した銃について


source : Wikipedia

捜査関係者の話として、犯行に使用された銃のうちすくなくとも1丁は「自動小銃AK47」であることが確認されたとのことです。

この自動小銃は、フランス・パリでコンサートホールが「イスラム国」(IS)によって襲撃され、130人の犠牲者を出したおととしのテロ事件の際にも使われていました。

このAK47はいろいろな改造が可能な銃で、例えば、引き金を引き続けている限り銃弾を連射できるようにする「フルオート」化が可能です。

AP通信によれば、押収された銃の中にはこのフルオート化を可能にする部品が取り付けられていたと伝えており、実際の犯行の際にも用いられたと思われます。

YoutubeにAK47のフルオート射撃動画がありましたので、参考までに載せておきます。

このAK47は通称「カラシニコフ」と呼ばれるもので、威力が高く、耐久性が高く、コストが安いという3拍子揃った優秀なアサルトライフルとして広く知られています。

その理由から、開発国ソビエト連邦内だけにとどまらず、全世界に普及しました。世界中で最も広く使われた銃としてギネス認定もされています。

このような背景から、アメリカでも購入が可能な銃として一般販売されていて、日本円にして約8万円ほどとなっています。(参照:NHK News WEB

日本人被害者はいるのか?

現時点では日本人の被害者の報告はあがっていません。

マンダレイ・ベイは毎年1月に日本を含む世界中の電機メーカーなどがつまる国際家電見本市の会場の一つになる場所で、日本人にもよく知られているエリアの一つです。日本からの観光客も多い地域となっています。

また、FNNニュースによれば、事件発生日に、さいたま市の市立栄東高校の高校2年生約400人が修学旅行でラスベガスに滞在していたとのことです。ただ、幸いなことに、現場から離れた別のホテルで宿泊しており、全員の無事が確認されています。

親御さんが事件の速報をテレビやスマートフォンで見たときは、現地の状況が分からず、胸が締め付けられる思いだったかと想像します。お子様方が全員無事ということで本当に良かったです。

イスラム国との関連はあるのか?

ロイター通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)が関与しているとのことです。今回の事件についてイスラム国が「ISの兵士が実行した」「数か月前にイスラム教に改宗していた」との声明を出していると、ロイター通信は報道しています。

ただ、BBC NEWSはこの「イスラム国」(IS)の関与を否定する記事を出しています。以下は引用です。

FBIのアーロン・ラウス特別捜査員は記者会見で、「現時点では、国際テロ組織とのつながりは何もないと判断している」と述べた。

BBCのためにイスラム聖戦主義組織の動向を観測しているミナ・アル・ラミ氏は、ISが今回の乱射事件について犯行声明を出すのは、極めて異例だと話す。ISがこれまで自分たちの「兵士」や支持者だと主張してきた人物たちと、パドック容疑者のプロフィールがそぐわないためだ。仮にISの主張が本当だった場合、容疑者が自殺したことはまったく「イスラムらしくない」とアル・ラミ氏は指摘している。

イスラム聖戦主義者が自爆する際には、周囲を巻き込んで殺害しようとする。

source : BBC NEWS

ロイター通信自体も、事件当初は「過激派組織との関連は見られない」とも報道しており、情報が錯綜している感はあります。

私の個人的な見解ですが、イスラム国(IS)としてはこの手の事件は非常に好都合な事件と言えます。仮に自分たちが関わっていないとしても「関与している」と声明を出すことで、相手側に恐怖を植え付け、自分たち側の士気を高めることができるからです。

今回の犯人はすでに自殺しているだけに、真偽の程を見極めるには少し時間がかかるかもしれません。

トランプ大統領の反応

トランプ大統領はまず自身のTwitterアカウントにて次のような投稿を寄せています。

「おぞましいラスベガス銃乱射事件の被害者と家族に心からの哀悼と同情を表明する。神のご加護があらんことを!」

 

その後、ホワイトハウスで次のような声明を発表しています。

ホワイトハウスで声明を発表するトランプ大統領

source : 産経ニュース

「犯行は悪の権化のような行為だ」「悲劇や恐怖に見舞われたとき、アメリカは団結する」「我々の結束は暴力で四散することはない」

パドック容疑者の親族の反応

スティーブン・パドック容疑者の弟のエリック・パドックさんはアメリカのメディアに対して「一家の上に小惑星が落ちてきたようなもの」「(今回の事件が)どうやって起きたのか、見当もつかない」「兄は自動小銃を一体どうやって手に入れたのか。従軍歴などないのに。」とコメントしています。(参照:Livedoor News

ジェイソン・アルディーン(カントリーミュージシャン)の反応

source : Livedoor News

事件発生時に、音楽フェスのステージで歌っていたミュージシャンがジェイソン・アルディーンです。彼は自身のInstagramで次のように投稿しています。

「この24時間、いろいろな感情が俺に押し寄せてきた。恐怖、怒り、痛み、同情心……。他人の命を奪おうとする人間の気持ちは、俺には到底わからない。この国、この世界では最近何かが変わった。それを目の当たりにするのは恐ろしいことだ。この世界は、子どもを安心して育てられない場所になってしまった。(中略)このあまりにもひどい事件の犠牲者とその家族を思うと、本当に胸が痛む。あなたたちの苦しみを取り去る言葉を持ち合わせていないことが残念でならない。これだけは覚えておいてほしい。俺はあなたたちと共にある。」

source : Livedoor News

ただ、このミュージシャンは、事件発生時に一目散にステージ上から逃げたということでも注目を浴びています。その行動に対して賛否両論が上がっていました。

一方では「観客に『逃げろ』とさえも言わなかった」「臆病者のように走り去っていった」「彼が注意を促していれば救われた命があったかもしれない」という批判の意見。

もう一方では「彼には妻子がいる。仕方ない。」「銃弾が飛んで来れば俺だってそうする。」という擁護の意見。

どちらの意見も一理ありますが、個人的には、マイクを手に持っていたのなら自分自身逃げながらでも観客に対して避難を呼びかけるべきだったかと思います。

日本のみんなの反応

今回のラスベガス銃乱射事件の報道を受けて日本のみんながどのように反応したのかもまとめておきます。

アメリカの中で北朝鮮問題が無かったレベルにされとるな

人が密集してる所に上からオートで撃つだけとなると、技術とか関係ないもんな…

広場で上から撃たれたら動きようがないわ

こんな状況じゃ助かるか弾が当たるかは運次第としか

マジで悪魔だろ。わざわざ隣のホテルからとかなんなの。

地獄や・・・

本当に地獄絵図ですよね・・・。

賞賛を受けた元海兵隊員の行動について

元海兵隊員 テイラー・ウィンストンさん

source : ねとらぼ

当日の事件現場で勇敢な行動をとっていた元海兵隊員がいたことが後日知られるようになりました。名前はテイラー・ウィンストンさん。

ウィンストンさん自身、音楽フェスの観客の一人で、銃撃が始まると避難して現場から離れようとしたとのこと。

ところが、大量のケガ人を見るにつけ、自分一人だけ逃げることが許せなかったのだと思います。まだ銃声が鳴り響く中、付近に停められていた鍵が付いたままのトラックを見つけ、会場内に残された重傷者を助けに戻るという行動に出ました。

ウィンストンさんによれば、友人らと協力して1度に運び出せた人数は10~15人程度との事。2往復分ケガ人を運んだ後の3往復目の途中で救急車が複数到着しだしたのを見届けて、自分たちも避難したということです。

今回のこの勇敢な行動が表に出るようになった経緯ですが、ウィンストンさんがとっさの判断で無断使用したトラックの持ち主が、Facebookで車のカギを返却するように呼び掛けたことがきっかけです。

トラックのカギの返却を願い出る持ち主の投稿ページ

source : ねとらぼ

後日、ウィンストンさんはトラックの持ち主と連絡を取り合い、無事返却することができました。そして、この一連のやり取りから、ウィンストンさんの当日の行動が世間で知られるところとなり、賞賛の声を集めていくようになりました。

そして話は続きます。

ウィンストンさんの今回の行動の話が、トラックディラーの知るところともなります。そのトラックディーラーはウィンストンさんの勇敢な行動を称えるために、なんと、フォード製のトラックを1台プレゼントすることにしました。

その時の様子の動画がトラックディーラー公式Twitterに載っています。こちら。

ウィンストンさんは今持っている古いトラックは売却し、そのお金を今回の銃乱射事件の被害者へ寄付に充てるそうです。

それにしても、ウィンストンさんとその友人の勇敢な行動は本当に素晴らしいと思います。自分の命を懸けた救出行動は人種を問わず世界中の人々に感銘を与えますね。

(参照:ねとらぼ

アメリカの銃規制問題について

今回のような銃乱射事件が起こると、必ず議論となるのがアメリカの銃規制問題です。日本のみんなの反応の中にはその点について触れているものもありましたので紹介します。

それでもアメリカは銃規制はやりません!

わりかし短期間で過去最悪を更新し過ぎ。それでも銃規制しない国アメリカ。

全米ライフル協会 「コンサートを楽しむ善良な市民が銃で武装すれば犯罪は防げた」

アメリカの闇だな

ご存知のようにアメリカでは個人が銃を購入・所持することが認められています。しかし、そうした背景があるゆえに、今回のような事件が引き起こされるのもまた事実です。

「だったら国として銃の購入・所持を禁止すればいいだけじゃないの?」と思うかもしれません。

しかし、政治に絶大な権力を持っている全米ライフル協会が銃規制に反対するため、今のアメリカは銃規制の方向に進んでいません。

彼らの言い分はこうです。

「銃を持った悪い奴らを止めるには良い人間が銃を持つしかないのです!」

「武装する権利はアメリカのフリーダムの生存に最も深くて重要な政治的権利なのである!」

全米ライフル協会の重役たちは、自分たちの私腹を肥やすために、このような耳障りのいい言葉を並び立てて、逆に銃の購入を推奨することさえします。

そして歯がゆいことに、今回の事件を受けて、アメリカの銃関連銘柄の株価は軒並み上昇しています。

米銃器メーカー「スターム・ルガー」の株価は4%高、「アメリカン・アウトドア・ブランズ」は3%を高、ウィンチェスターブランドの銃弾を展開する「オーリン」は6%高で市場最高値を記録するという皮肉な結果になっています。

今回のような悲劇を二度と生み出さないようにするためにも、一刻も早く、アメリカから銃がなくなることを願うばかりです。

まとめ

全米史上最悪の銃乱射事件。記事を書き進めていけばいく程、辛く悲しくなるばかりでした。トランプ大統領と同じにはなってしまいますが、被害に遭われた方とそのご家族やご友人の方々に心からの哀悼と同情の意を表します。

eyecatch photo’s source : fox25boston.com

最後までお読みいただきありがとうございました。